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飛行機に乗るときにはWiFiに警戒を

Wifi

2021年5月26日   |   Alicia Townsend | 製品とテクノロジー

世界の地域によっては制限が緩和され、旅行をする人が増加しています。飛行機での旅には、空港での長い待ち時間がつきものです。映画を見たり、お気に入りのサイトを見たり、仕事をしたりと、多くの人がインターネットを利用して時間をつぶしています。空港では無料のWiFiが提供されているので、気軽に行えます。しかし残念ながら、無料WiFiにはリスクが伴います。公的にアクセス可能なネットワークはセキュアではありません。実際のところ、無料か有料かにかかわらず、パブリックネットワークには注意が必要です。これには、航空会社がフライト中に提供するWiFiだけでなく、空港内の店舗やラウンジで提供されるネットワークも含まれます。

公衆WiFiの危険性

  • 中間者攻撃

    中間者(MITM)攻撃とは、古くはバケツリレー方式と呼ばれ、機器間の通信の内容を傍受するサイバー攻撃です。中間者攻撃では、ネットワーク上を行き来するデータを攻撃者が奪おうとします。パブリックネットワーク上には誰がいるかわかりません。パブリックネットワークであなたが送信しているデータは、第三者によって簡単に傍受される可能性があります。ここで言うデータには、他のサイトにログインするための認証情報も含まれます。

  • マルウェアやワームへの感染

    パブリックネットワークにデバイスを接続すると、脆弱性を探してネットワークをスキャンしているマルウェアやワームに感染する可能性があります。

  • 接続先の正体がわからないことがある

    近くのWiFiネットワークへの自動接続を許可していると、ユーザーをおびき寄せ、接続した後にシステムに侵入する目的の偽のホットスポットやハニーポットに接続してしまう可能性があります。


今すぐできる対策とは

仮想プライベート ネットワーク(VPN)に接続する -職場にVPNが設置されている場合は、それに接続してください。VPNに接続すると、送信したデータはVPNを経由し、暗号化されるため、攻撃者がアクセスできなくなります。

Bluetooth、Airdrop、ファイルや印刷の共有を無効にする -この種のプロトコルをオープンにしておくと、攻撃者がデバイスに侵入してマルウェアやワームを送り込む手段を与えることになります。

携帯電話のホットスポットを利用する -お使いの携帯電話にデータプランがある場合は、公衆WiFiに接続するのではなく、携帯電話をWiFiホットスポットとして使用する方がより安全です。

HTTPSサイトを利用する -「HTTP」で始まるサイトよりも、「HTTPS」で始まるサイトの方がより安全です。この「S」は、サイトへのトラフィックが暗号化されていることを意味します。

個人情報を渡さない -たとえデータが暗号化されていても、パブリックネットワークでは個人情報や専有データを入力しないことをお勧めします。

公衆WiFiは、空港だけでなく、ホテル、カフェ、レストラン、公共交通機関などでも非常に便利です。どこにいても映画を観たり、ネットショッピングをしたり、仕事をしたりできるのは、今では当たり前のことのように思えますし、誰もがそうしています。しかし残念なことに、攻撃者はこの事実をよく知っており、こうした行動につけ込んでユーザーのシステムを感染させ、情報を盗み出そうとしています。私達は、パブリックネットワーク上で何かを行う際は、常に警戒し意識する必要があります。子供の頃、見知らぬ人には注意するように教えられましたが、大人になってもパブリックネットワークには用心する必要があります。